錦織圭のリターンをダブルスに生かしちゃう

先月、錦織圭選手が4度目のツアー優勝を飾りました。
第一シードを守っての優勝は勝ちがありましたね。
さて、試合を録画していたので、夜中にじっくり見ていて、特に私が気になったのが錦織くんリターン。
ダブルスでも有効なリターン
スピン系のサーブの時は、ポジションをグッと前にして、タイミングを早くしたライジング気味にリターンをしてました。
リターンポジションを前にして、タイミングを早くするリターンは、ダブルスでも超有効です。
まるで錦織くんがダブルスプレーヤーに見えてしまいました(^.^)
以前、楽天オープンテニスで優勝した試合後の錦織くんのインタビューの中でも、
「ダブルスでのリターンが役に立った」
と答えていたのを思い出します。
テイクバックよりも前へ
もし、ダブルスの試合でリターンをしていて、大きくテイクバックをする余裕があったり、さほどスピードを感じなければ、大きくテイクバックする時間を削って、一歩でも半歩でも前でリターンすることをおススメします。
すると、サーブを打ったあとにネットに出てきたサーバーとしては、後ろで構えて、速いリターンを打たれるよりも、タイミングがとりづらく、ボレーのミスが増えちゃいます。
仮にサーバーがネットに出てこなくても、ポジションを前にしてリターンすると、ネットへの距離が近く、前へめに重心がかかっているので、そのままネットにつめやすく、リターンダッシュの形にしやすい。
そうなると、相手のストロークをボレーで決められるチャンスが増えるので、試合を有利に進められちゃいます。
しかもポジションを前にするということは、バウンドの跳ね上がりの力を利用でき(ライジング)、コンパクトなテイクバックで、少ない力でも力強いリターンが打てます。
ただし、自分からサーブに向っていくような感じなので、初めは怖さを感じるかもしれません。
地道に普段の練習から前への意識を持ったリターンを実践していけば、必ず慣れますから安心してください。
チャンスがあれば
「コンパクトなテイクバックで、前へ前へのリターン」
是非実践してみましょう。
きっと、ダブルス巧者になれますよ^^
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【錦織圭選手のリターン動画(スピン系のサーブの時には前に向かってます】