時間がない社会人は、テニスの練習に集中し、質を上げるのが重要

「会社勤めをしながらテニスをはじめたけれど、草トーナメントでは全然勝てません。週に4日も5日も練習しないと、勝てるようにはなりませんかね?」
と、テニスをしている時、たまたま知り合った方から相談されました。32歳のサラリーマンです。
私も社会人になってから、テニスをはじめましたが、草トーナメントでは何度も優勝できるようになりました。
私の実体験からその方へ、回答したのですが、その内容を要約したものを紹介します。
理想は、練習時間は長いほうが良いけれど
テニスの練習時間は、確かにあればあっただけ良いです。
ですが、社会人になると思うようには練習時間は確保できません。
仕事であったり、家族との時間であったり、なんだかんだで時間はありません。
ですから、社会人になるとテニスの練習の「量」も大切ですが、それより重要になるのが「質」です。
限られた時間でも、自分にいつも課題を与えて、その課題をクリアできるように練習することです。
テニススクールでは
1時間30分のテニススクールのレッスンでも、目的意識を持って集中して練習をします。
例えば、コーチからの球出しで、クロスコートにフォアハンドやバックハンドで打ち込む時。
- 打つターゲットとして、コーンが立っていれば、本気でそのコーンを狙ってコントロール力を養う。
- コーンが立っていなければ、ショートクロスに打ち続ける。
- 同じくコーンが立っていければ、アレーゾーン(シングルスサイドラインとダブルスサイドラインの間の細長いスペース)を狙って打ち続ける。
など、ただ単に、適当に打つだけでなく、狙いを決めてショットを打つことが大事。
そして、狙ったところに打てなかったら、何が悪かったのかを必ず考えること。
ですから、テニスの練習時間中は、集中したり、考え事をしたりするので、どうしても無口になってしまいがちですが、社会人で時間がない中で上達しようと思ったら、ある程度しょうがないです。
「エンジョイテニス!」って感じにはなりませんが、練習前後に楽しくテニス談義などをして楽しみましょう!
テニスサークルや、フリーのテニス練習でも
社会人テニスサークルや、何人かのテニス仲間でテニスの練習をするときでも、目的意識と集中が大事です。
ボレー&ストロークの練習で、ストローカーだったら
- ボレーヤーの足元に徹底的にボールを打ち続ける
- 絶対にネットに掛けない
ボレーヤーだったら
- サービスラインより深くにボレーし続ける
- センターより、サイドよりと、交互にボレーをコントロールする
などの課題を決めて、集中して練習する。そして、出来なければ、なぜ出来なかったのかを練習の合間に考える!
こんなことをすると短時間でも上達する可能性が高まります。
練習時間の工夫
少ない時間で質を高める練習をしても、どうしても練習時間が足りない時期はあります。そういった時は、コート内でなくてもテニスの練習ができる工夫をしましょう。
私の場合、少し空いた時間があれば、頻繁に壁打ちをしていました。壁打ちは、社会人の練習としては、本当にオススメです。
あとは、練習の前後に、テニス仲間とコートの外でボレーボレーなどをおこなうのも良いですね。
直接テニスの技術アップにはなりませんが、家でテレビを見ながらスクワットや腹筋なども、基礎体力をつけるのに効果的です。テニスは、体力的にきつくなると、集中力が低下して、試合でも思った通りのショットが打てなくなるので、基礎体力も意外と大事です。
練習の間隔
週に2日間だけテニスの練習ができるとしたら、土曜日・日曜日と連続して練習するよりも、水曜日と土曜日のように、少し時間を空けたほうが私の考えとしては、良い気がします。
これは、水曜日で明らかになったテニスの課題を、木・金曜日で明確にして、土曜日に試してみる。さらに、土曜日に試してみたけれど上手くいかなかったら、日・月・火曜日で修正点を探して水曜日に実践する。
こんな事ができるからです。
普段からハードにテニスの練習をしていないと、土曜日、日曜日と連続してテニスをすると体力的にもちょっとつらかったりしますからね。もし、曜日の調整ができるのなら、平日で1日、土日で1日するのが良いかなぁ~と思います。
イメージトレーニング
実際にテニスが出来なくても、プロの試合をテレビ観戦して、自分のフォームとの違いをチェックしたり、鏡を見ながらフォームを確認したりするのも効果があります。
そして、私がオススメしているテニスDVD教材もイメージトレーニングとしては、最適です。イメージトレーニングを家でして、次のコートでの練習では集中して実践する。
こうすることで、テニス上達への時間短縮になります。
まとめ
社会人になると、なかなか思うようにテニスの練習時間が確保できません。しかし、嘆いていても仕方がない!
・少ない練習時間でも、常に課題や目的意識を持って集中して練習する
・課題が出来なければ、原因を考える
・ちょっとした時間を利用して、コート以外でも出来る練習をする
このようなことを実践して継続していけば、必ずテニスは上達して、試合でも結果が出るようになります。一緒に頑張りましょう。